瑠橡川(るろち)から渚滑川
オホーツク海に面した興部町を流れる小さな渓流、瑠橡川。
その名前の響きに惹かれて訪れて見たくなった。
この流域は回りが山というより、小高い丘に囲まれているようだ。
それほど豊かには見えない北海道特有の畑がひろがる、穏やかな風景。
流れは細り、人家や畑が尽きる源流地帯まで行ったけれど、
ついに竿を出すポイントが無かった。
川原でエゾシカが水を飲んでいた。
まだ午前10:00.このまま網走の宿まで行ったのでは早すぎる。
紋別から渚滑川に沿って、C&Rで有名な滝上町を目指した。
R273沿いにある道の駅で時間をつぶし、さらに内陸部へ入ってゆ行く。
地図上の第4区と第5区の間で273が渚滑川を渡る。
この橋から林道に入った。すばらしい渓相だ。流れも豊かだ。
後背地の山々が1500m前後あるからだろう。
使われなくなった吊り橋が、無残な姿を晒していた 釣れるのは放流ニジマスとオショロコマ
放置された牧草地の周辺には、ルピナスやショウブが咲き、かっての人の気配を想起させる。
渚滑川=ソ・コツ:滝壺のある川。syokotu
興部=オ・ウ・コツ・イ=オゥコッぺ:交尾しているもの。2本の川が下流で合流している様を生き物としてみた。
青森県の下北半島にも、オコッペ川がある。okoppe
瑠橡川=ルルオチ:潮上がる川。つまり飲み水としては不適だったのだろう。ruochi
紋別=モ・ペツ:静かな川。河口付近は流れが緩やかで波も立たない。その情景を表現した。
モンベツは北海道にたくさんある川の名前だ。monbetu
秋田県の雄物川、これもアイヌ語?オ・モ・ヌ 河口(の波が)静かなところ。