遥かなり高原川

東京在住の釣りの先輩、小林忠さんはよく高原川の話をしていたっけ。
話の中で渓流の風景を想像しているだけだった。
30年後、初めてここを訪れた。しかも去年二回。
しかし二度とも釣りはしなかった。
川沿いに上宝村がある。日本の新石器時代の石製釣り針が出土したところだ。
渓流域では、もっとも古いものだという。その資料館を探したけれど、
そんなものはどこにも無かった。
神岡鉱山などが開発される以前の高原川は、
日本海からサケ、サクラマスは当然溯上していただろう。
青森の三内丸山の縄文人より早い時代に、高原川では渓流釣りをしていた?


   
飛騨高山から前方の山山を越えて高原川へ出た。長い峠道だった。 高原川中流部     


 鎌田川との合流点、造成が釣堀に似ている。

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