日向川

八幡町から上流の発電用取水堰堤まで、二十以上の堰堤が造られた川である。
これほど改造され川は、東北地方では珍しい。
30年以上前から、釣り場として、魅力の無い川だった。
それでも時々訪れたのは、最上流の橋から眺める鳥海山の風景がすきだったからだ。
雪解けのころの流水は、圧倒的な迫力がある。
しかし夏場、10数Kmにわたってほとんど水が流れない。
やがて渓流魚も放流されるようになり、釣り場として復活した。
下流部の堰堤下は深くなっていて、渇水期でもヤマメは残っている。
写真のヤマメは尺をこえている。毛ばりに来た。



      
堰堤に切込みを入れ、魚道をつける工事が始まった。
20基に全部造るまで何年掛かるのだろう。

日向川から鳥海山を望む

ウエブアート